長男・長女は自己主張が苦手？

突然の提案に「うん」と言った息子

 

息子りょりょが一人でイギリスへ3週間行っています。

 

国際線の子供一人旅　http://shimizuchie.com/morau-okagesama/unaccompanied_minor/

 

そもそも、どうして息子が一人でイギリスに行くことになったのか。　まあ、平たくいってしまえば、イギリスに家族と呼べる人達がいるからなのですが・・。

でも、私も「中学生の息子一人で」とは全く思っていませんでした。　未成年が一人で国際線に乗っていいの？というレベルでしたし・・・。

 

この一人旅が提案されたのは、今年の2月にイギリスの妹（ルー）が日本に来ていた時のことです。

 

ちょうど、私の姪っ子が大学受験の最中で、なかなか合格できなくて姪っ子とその母であるすぐ下の妹（貯金の鬼）が焦っていました。

そして、貯金の鬼がルーに半分冗談・半分本気でこう言ったのです。

「もうさ～、大学全滅したら、イギリスに留学させたいよ～」

すると、ルーは大喜び。

そして「イギリスの両親もきっと大はしゃぎするよ～」とか、「その弟（甥っ子、高校生）も留学しに来たらいい」とか、話が盛り上がりました。

イギリスに行ったり・日本に来たり、イギリスと日本に家族があるって、本当に楽しいね～と、みんなで盛り上がったのです。

 

そこで、一人、いまいち盛り上がりに入れずにいた息子。

息子は「従兄たちじゃなくて、自分のイギリスのじいじ・ばあば・おば」だと思っているところがあるので、ちょっとすねていました。

 

それに気づいた妹のルーが、とっさに言いました。　「りょりょは、夏に一人でイギリス来るんでしょ？」

私は内心驚きましたが、息子は安心したような満面の笑みで「うん」と返事しています。

「うん」と返事をしている息子にも驚きました。

 

でもハッキリと自分の意思を言わない

 

その後、姪っ子はなんとか大学に合格したので、イギリス留学の話は保留になりましたが、ルーは息子が「うん」と言ったことに喜んでくれて、早速イギリスの両親に話していました。

 

私も、まあ行ってもいいけど、まさか息子は本気で行くつもりで返事をしたわけではないだろうと思っていました。

ルーが帰国した後に息子に「イギリス行きたいの？」と聞いても、息子は「だって行くしかないんでしょ。　ママが強制しているでしょ。」と言います。

行きたいとはっきりは言いません。　でも、「行きたくない」とも言いません。

 

息子の意思が分からないまま、とりあえずは、子供（中学生）一人で国際線に乗せられるのか？と思い、調べ始めました。

 

航空会社の選定　http://shimizuchie.com/morau-okagesama/unaccompanied_minor_2/

 

 

そして、私がたまたま5月に仕事でイギリスに行く機会があったので、週末実家に行き、イギリスの両親と話しました。　イギリスの両親は近くのニューカッスル空港でなくても、ロンドンでも迎えに行くから心配ないと言ってくれました。

私が、イギリスの学校に1週間ぐらい体験入学させたいと言ったら、すぐに学校に連絡してみると言ってくれました。　（残念ながら、学年末だったので実現しませんでしたが・・・）

 

陰ではすでに自慢している

 

さて、日本に戻り、私が不在の間に息子を泊まらせていた父のところに、お土産を持って息子の荷物を取りに行った時の話です。　父が「夏休みに、りょりょはイギリスに一人で行くの？」と聞いてきます。

私が、「まだ決まってなくて・・りょりょが本当にイギリスに行きたいと思っているか分からないから・・・無理やり行かせても本人がつらいだろうし・・・」と答えました。

 

すると、父は「え？　あの子、行く気満々だよ」と言います。

 

なんでも、息子はじじ（私の父）には、

「オレ、夏にイギリス行くんだ～。　一人で行くんだ～。　じじ、お土産何がいい？」

と得意げに話していたそうです。

そして、すでに仲のいい友達にはそのことも話しているそうです。

 

「え～！　私がイギリスに行きたいの？　って聞いても、行くしかないんでしょ？　って嫌そうな返事しかしないよ～！」と、父に言うと、

「男子はそんなものだ。　照れてるんだ。　だけど、本人はもう行く気になってるぞ。」と言われました。

 

あ～、中学生男子、めんどうくさい！

なぜ、はっきり自分の希望を言わない？！

 

「お前がそういうなら、やってもいいぜ」的な、どうしょうもないカッコつけ！

「男のロマン」と同様、サッパリ理解できません！

 

そう混乱しながら、準備を始めて、今回の一人旅に至ったのです。

 

長男・長女は自己主張が苦手らしい

 

その混乱の答えになる話を昨日聞きました。

その方には男の子が2人いるのですが、長男は一人っ子として親や周りの注意を全身に受けて育ってきているし、親のことを良く見ている。　だから、親に気を使うし、自分の意見をストレートに言わない。

でも、はっきり言わなくても「分かってくれるもんだ」と思っているので、分かってもらえないとすねる。

それに比べで、二男はストレートに自分がこうしたい、ああしたいと、こっちの事情はお構いなしにぶつけてくる・・・と。

 

ガーン！　私は次女なので、いつも自分の主張をストレートにぶつけていました。

だから、息子がこの期に及んでも、なぜはっきり「イギリスに行きたい」って言わないか、全く理解できませんでした。

姉妹もいたので、早い者勝ち、言ったもの勝ち的なところを体験していたのだとも思います。

 

息子よ、はっきり主張しないと、鈍感で次女気質なママは永遠にきづかないよ。

帰国したら、息子にそう伝えようと思っています。