イギリスの実家からの提案で、一人でイギリスに3週間行くことになった息子。

今回は、国際線のお子様一人旅について実際にどうやったらいいのかをお伝えします。

 

国際線での子供一人旅は可能なのか?

 

先ずは「実際にそんなことできるの?」という疑問から始まりました。

しかし、ANAに務めていたことのある姉に聞いてみると、「昨今、みんなバリバリやってるよ」との回答でした。

最近は、国際結婚している人も増えているので、子供だけでおじいちゃま・おばあちゃまに会いに海外に行くなんて、珍しくないそうです。

しかも、夏休みとかになると申込者が多すぎて、断られることも多々あるとのことで、早く予約した方がいいと姉に言われました。

 

ANAの場合

 

早速、ANAのサイトで調べます。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/international/support/kids/

 

おお~、これこれ、ジュニアパイロット! と思い、読んでみると大きな問題が!

申込対象が5歳から11歳で、中学生は対象外なんです。

中学生はエアポートサポートという、身体が不自由な方などが受けるサービスと同じなので、引き渡しの確認がありません。

うちの場合は向こうで息子もよく知ってるイギリスの家族が出迎えてくれる訳ですから、問題はないとは思いますが、例えば飛行機が遅延したり、天候などで違う空港に着陸したりしたばあいは、自力でなんとかしなくてはいけません。

これは痛いです。

このことを姉に聞いてみると、「あ、そうだった。 だから中学生が一番困るんだよね~。 入国管理も自力でなんとかするしかないし。」と言います。 先に言ってよ~と思いながらも仕方がありません。

 

それと、ANAにすることに致命的な問題がありました。

ロンドン・ヒースロー空港で乗り換えて、うちの実家から近いニューカッスル空港へ行きたいのですが、ANAではロンドン・ヒースロー空港から先の乗り換えをサポートしてもらえないのです。 なぜなら、ヒースロー空港を牛耳っているBA(ブリティッシュ・エアウェイズ)は、ANAの属するスターアライアンスグループではなく、JALの属するワンワールドだからです。 なので、ニューカッスルまでANAはチケットを発券できないのです。

 

JALの場合

 

仕方がないので、マイルがつかないと思いながら、ワンワールドに属するJALのサイトを見てみます。

http://www.jal.co.jp/inter/support/child/

 

しかしJALも基本的にはANAと同じで、しかもヒースローから先のBAとのコードシェア便は運行がするのがBAなので、一切面倒見てくれません。

 

ブリティッシュ・エアウェイズの場合

 

「ならば!」と思い、今度はBAを見てみます。

 

https://www.britishairways.com/ja-jp/information/travel-assistance/children-travelling-alone

 

おお、行けそうだぞ~。 と思いながら、下の方を良く見てみると、うちの息子にはかなり厳しい条件が

 

目的地で本人を迎えに来るご親族または保護者、その他の人物と意思疎通ができる能力(電話や携帯機器が完全にチャージされていて、十分な使用料が支払われ、ローミングが有効になっていることを確認してください)。

何らかの費用が発生した際の支払い方法。短距離フライトではブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)はお飲み物とマークス&スペンサーの軽食を販売しており、それらを購入するにはクレジットカードまたはAviosが必要ですのでご注意ください。

 

 

え~! 迎えに来る親族または保護者と意思疎通ができる能力って、だいたい迎えにくるのは親族ではないし、(私たちはお互い本当の家族同等と思っているけど!)いくら携帯が充電されていようと、息子は英語で十分な意思疎通できる能力があるとは思えない!

 

日本では中学生にクレジットカードを作ってくれないし、Aviosなど持っていない!

 

乗り継ぎをあきらめて、ロンドンでのお迎えを検討

 

こりゃだめだ~。 と思い、ニューカッスルまで行くのをあきらめ、向こうの家族には申し訳ないけど、ロンドンまで出てきてもらおうと思いました。

イギリスの父は平日はロンドンで働いているので、金曜日か土曜日に到着ならヒースロー空港に自分が行って、一緒に電車でニューカッスルに連れて帰る言ってくれました。

そして、その後、「もしそれ以外の日の到着でも、空港からキングスクロス駅に自分が連れて行って、ちゃんと電車に乗せるから大丈夫」と言います。

 

もう、そうするしかないと思い、息子に

「ANAでロンドンに着いたら、自力で入国審査を頑張れる? そこを通って、荷物とってロビーに出れば、イギリスのじいじが待ってるから。 なにかあっても周りの日本人のおじさんおばさんを頼ってなんとか助けてもらうんだよ。」

と聞くと、一度、ヒースローでの入国の大混雑で1時間以上かかっている経験をしている息子は、「オレ、絶対に無理!」と怖気づいてしまいました。

 

そこで私もはっと思い出しました。

イギリスの父は、とっても有能な電気のエンジニアで、ビッグベンで有名なあの国会議事堂をはじめ、名だたるところの配線システムを設計・監督しているのですが、エンジニアにありがちな“他のことには無頓着”なところがあるのです!

 

いつも靴を履くのを忘れて、スリッパでそのまま車にのって外出してしまいます!

(そして、スーパーでじろじろ見られて恥ずかしいと家族みんなで話しています)

 

空港内なら、迷子になってもなんとかなりますが、万が一間違った電車にでも乗せられたりしたら、探しきれません。 息子はそのまま行方不明になってしまいます。

 

なので、やっぱりニューカッスル空港に着ける方法を探そうと思いました。

 

ルフトハンザ・ドイツ航空の場合

 

先ず思ったのはルフトハンザ・ドイツ航空です。

 

https://www.lufthansa.com/jp/ja/Unaccompanied-minors

 

サイトを見て「お~、さすがルフトハンザ! しっかりしてそう」と思いました。

お子様一人旅サービスの適応年齢は11歳までですが、別のサポートサービスになるわけではなく、要望があれば17歳までこのサービスを受けられます。

しかも写真を見ると、あの広いフランクフルト空港で、いつも歩いている横をスーッと通り過ぎるカートに乗れるらしい!

「これはいい!」 と思って、さっそくフライト検索しました。

 

ですが、残念なことに、フランクフルトからニューカッスルまでの直行便がありません。 日によっては、東京―デュッセルドルフ―ニューカッスルがあるみたいですが、どうやっても日程が合いません。 乗り換え2回はさすがにキツイ・・・。

 

KLMオランダ航空は14歳までがお子様一人旅サービスの対象

 

そこで、ニューカッスル空港の離発着情報を調べます。 毎日数本、アムステルダムとニューカッスルを就航している、KLMオランダ航空に目を付けました。

 

https://www.klm.com/travel/jp_ja/prepare_for_travel/travel_planning/children/umnr_yp_framed.htm

 

しかも、KLMはお子様一人旅サービスの適応年齢が5歳から14歳で、中2の息子も問題なく利用できます!

遠い成田発なのが、痛いですが、もう背に腹は代えられません。

こうして、KLMオランダ航空で息子の「お子様国際線一人旅」を予約することにしたのでした。