今まで、社長をしていた会社で社員を採用する際にさまざまなドラマがあったことを書きました。
社員採用実話 奥様はストーカー?
http://shimizuchie.com/morau-okagesama/_1/
社員採用実話 使い回しの履歴書
http://shimizuchie.com/morau-okagesama/_01/
社員採用実話 ハローワーク職員の問題行動
http://shimizuchie.com/morau-okagesama/1%e3%80%80/
社員採用実話 今すぐテストしてください
http://shimizuchie.com/morau-okagesama/1-2/
オジサン達気づいてる? 英語が話せるだけで凄いなんて昭和ですよ
http://shimizuchie.com/morau-okagesama/career-english/
本当に信じられないかも知れませんが、これらは実際にあった話です。
そして、今回も実際にあった応募者の話です。
上から目線な応募問い合わせ電話
以前も書きましたが、募集を掲載すると翌日から電話がたくさんかかってきます。
そのうちの半分ぐらいが、広告代理店や転職エージェントなので、対応するのも嫌になってきます。
残り半分ぐらいがハローワークからの電話だったり、応募者の方からの確認や質問の電話です。
その日も電話がたくさんきたのですが、ある方から募集内容の確認をしたいとの電話でした。
声からして、50代半ばから60代ぐらいの女性だと思われます。
その方は、基本的な労働条件の確認をしてきました。 (それらは全て、募集の掲載内容と同じなので、どうしてそれを読まないのか不思議です・・・。)
しかし、その方はいちいち、例えば「内容を確認させていただきたいのですが・・・」と言わず、「内容の確認をしますわね」と、ざます調で、上から目線で質問してきました。
応募者:「土日はお休みなのかしら?」
私:「はい。 土日はお休みです。」
応募者:「まあ、わたくしにぴったりだわ!」
なんか変です。 そして更に状況が悪化します。
勝手に採用されることになっている
応募者:「就業時間は9時から17時ということでよろしいですわね!」
私:「はい。」
応募者:「わたくし、17時に終わっていただけないと困りますの。 なので、17時きっかりでお願いいします。 残業はないということでよろしいですよね?」
私:「基本的には無いです。」
応募者:「よかったわ~。 それじゃあ、わたくし、大丈夫ですので。 明日から出社しますね~」
え~? 何を言っているんでしょうか? これは、募集に関する問い合わせの電話のはずです。 「わたくし、大丈夫」と言われても、こっちは大丈夫じゃないんですけど! と思い、あまりの話の飛躍にびっくりして、こう言いました。
私:「え? ちょっと待っていただけませんか? これは労働条件に関するお問い合わせですよね?」
応募者:「ああ、そうですわね~。 面接をしていただかなくちゃいけないわね。 私、明日伺いますわ!」
何を言っているんでしょうか? 面接も何も、まだ応募すらされていない状況です。
私:「あの、まだ面接に進んでいただくかどうかも分からない状況です。 応募されるなら、先ずは、履歴書をお送りいただけますか?」
と、言ったら、「履歴書を送れなんて非常識だ」と、激怒されました。
意味が分かりません。
異常に履歴書の提出を嫌がる
私は、「そうなんですか? でも弊社では応募いただいている方皆様にお願いしておりますので・・」と言うと、
「自分には応募資格があるから大丈夫だから、履歴書は必要ない」とか、
「私が採用されるはずなのに、なぜ履歴書をわざわざ出さなくてはいけないのか?」と、わけのわからない理論を展開されました。
何度も「では、ご縁がなかったということで」と言って、会話を終えようとしたのですが、「いや、そういうことではなくて」と、延々と持論を展開されます。
もうどうしょうもないので、最後は「では、申し訳ありませんが、不採用ということで!」と言って、無理やり電話を切りました。
履歴書の提出が非常識って、どういうことなんだか未だに理解できません。
この方、履歴書を出さずにどうやって就職活動をしていたのでしょうか・・・。
- 投稿タグ
- 人事, 社長、起業、海外、コンサルタント, 採用, 変な応募者, 不採用の事例