私はビジネスアイデアを考えるのが大好き。

 

新幹線の移動中や、電車の中、暇があればついついビジネスアイデアを考えて、どうやれば採算をとれるか?など、マーケティングやプロモーション方法まで考えてしまう。

 

余談だが、私はカフェやレストランや美容院など、お店に入ってもすぐに、平均単価がいくらで家賃がいくらで、原価いくらで、お客さんが何人入れば・・・と月の利益を概算してしまう。 本当に根っから、ビジネスが好きなのだ~。

 

それが、子供との会話でも出てしまうのだと思う。 子供にもビジネスアイデアを出せてしまうのだ。

 

息子が保育園の時に、とある事情があり、本当にさまざまな事情があり、BMWの新車を買った。 しかも息子がこの色がいい!と言った金色のBMW。

 

よっぽど嬉しかったのか、息子はすっかりBMWのファンになり。 「オレの車~!」と言って、毎朝乗る前に傷が無いかチェックするぐらい気に入っていた。

 

その頃の息子の将来の夢は「BMW屋さん!」だった。

いつもBMWのマークの絵を描いていた。

 

そんな息子は、よくこう言っていた。 「BMW屋さんになって、BMWの社長になるんだ~!」

 

普通なら、きっとここでほほ笑んで、「そう~、頑張ってね!」で終わると思う。

 

それが、実際に前職でBMWと関わっていたりするので、うちの場合はこんな会話になってしまう・・・。

 

「お~! いいね~。 絶対になれるよ! じゃあ、そのためにはアーヘン工科大学(ドイツの大学)だな! あそこの教授なら、本社の社長がコネあるはずだ~! じゃあ、先ずはドイツに留学しよう! その前にドイツの営業に頼んで、BMWの本社と工場見学行くか~?」 などと完全に親ばか丸出しで、実際に実現するための具体的な方法を考えてしまうのだ。

 

更には、ただただ純粋に「BMWの社長になりたい~」という保育園児の息子に、

 

「で、社長になってどうしたいの?」と

 

ビジョンなどを聞いてしまうのだ。

 

そんなことを聞かれた息子は、かわいいもんで、

 

「社長になったら、こんな車作る~!」

 

と、いろんなアイデアを出して、楽しそうだ。

 

それは、空飛ぶ車だったり、いろんな機能がついていたり、本当にありえない組み合わせだったり。

 

こういう自由な発想から、きっと思いがけない発明品やいい商品が生まれるのだな~とこっちが感心したぐらいだった。

 

なので、そこは “採算” だの、“誰をターゲットにしてるの?” だののツッコミはなしにして、ただただ「いいね~!」「すごいアイデアだね~!」と褒めちぎった。

 

すると息子は、もっといろんなアイデアを出してくる。  BMWに限ったことではないが、二人で遊びのようにこんな感じのアイデア出しをよくやっていた。

 

息子が「社長になったら、ママに特別なBMWを作ってあげるね~。 ママはどんなのがいい?」と聞いてきたのが、本当にかわいかった。

 

こんなことをしょっちゅうやっていた、小学校2年生の時、息子が突然「ノートがほしい」と言った。

 

ノートを買い与えると、息子は、なにやらいろいろ書き込んでとても楽しそう。 しばらくして、ニコニコしながらそのノートを見せてくれた。

 

「オレ、ビジネスアイデア考えたんだ!」という。

 

そのノートには、息子が考えたビジネスアイデアが、何案か書かれていた。

そして、そこにはきちんとメリット・デメリットが記載されていて、実現する方法も書いてあった!

 

その後も、息子は私としょっちゅうアイデア出し遊びをしていたし、

 

「ママ、今日、すっごいいいアイデア考えちゃった~!」

 

いう私の ”ビジネスアイデアを披露する相手” をさせられていたので、今でもアイデアを出すのが得意なようだ。 (成績表の先生からのコメントにそう書いてあった。)

 

息子すごい!  私がアイデアに詰まったら頼むよ! と、息子のアイデアで、将来一儲けできることを密かに期待している私なのだった。