イギリスとフランスは仲が悪いというのが定説になっています。
ラッキーなことに、私は、両方の国に住んで、両方の側からそれぞれ見ることができました。
そこで、今日はイギリスVSフランスの犬猿の仲の小話や違いをご紹介します。
コンテンツ
イギリス人はフランス人を 「カエル」 とよぶ
イギリス人はフランス人をあだ名(蔑称とまではいかない感じですが、悪い意味のあだ名)で
カエルという意味の「Froggies」とか「Frog」と言います。
これは、フランス人がカエルを食べる習慣からのようです。
イギリス人からすれば、カエルを食べるなんて~!!!と驚愕なのでしょう。
私も、高校生ぐらいの時に、フランス人がカエルを食べると聞いて、びっくりしました。 エスカルゴは知っていたのですが、カエルは知りませんでした。 (中国人がカエルを食べるのは知っていました)
が、実際にフランスでカエルを食べましたが、美味しいですよ。 鶏肉みたいです。
フランス人はイギリス人を ローストビーフ とよぶ
それに対して、フランス人はイギリス人を
「ローストビーフ」と呼んでいました。
理由は、もちろんイギリスの名物料理といえばローストビーフということもありますが、
日照時間が少ないイギリスに住むイギリス人は、すぐに日焼けして真っ赤になってしまいます。
その赤くなったのをみて、まるでローストビーフと揶揄していました。
ちなみに、フランス人は日本人を「働きアリ」と呼んでいますよね。 (言い得ている感じはしますが・・・。)
これらの呼び方は、あまりいい意味ではないので、使わないでくださいね。
イギリスでフランス人を見分ける方法
フランス人は、なんとなく、着ている服が違う(おしゃれ)で、女性はイギリス人より小柄で華奢な感じがします。
それと、フランス人は列に並ばないので、すぐに分かりました。
(最近は、海外の情報がいきわたっているので、そういうことないみたいです。)
フランスでイギリス人を見分ける方法 (これも今は通じない?)
もう何年も前の話ですが、イギリスではパブは夜11時で閉店、クラブは深夜2時で閉店することが法律で決まっていました。
10時40分ごろになると、お店の人が鐘を鳴らして、「Last Order!」と叫ぶのが習わしでした。
Last Orderのコールの後は、後で飲む分を含め、確か1人3パイントまでは買えたと思います。 (←これも、細かく法律で決まっていた) 11時になると、もう絶対に飲み物を売ってくれませんでした。
そして、11時20分ぐらいになると追い出されました。 (懐かしい~)
そんな習慣に慣れているイギリス人は、朝まで開いているフランスのバーで飲んでも、10時半ごろまでには、みんなすっかり酔っぱらって出来上がってしまっていました。
フランス人からすると、これから飲み始める時間です。 なので、早い時間から出来上がっていて、11時ごろにはお店を出てしまう人を見ると、「あれはイギリス人だ~」とよく冗談を言っていました。
でも、今はEU統合のおかげ?で、イギリスでもパブの閉店時間の法律が無くなったので、この見分け方は通じないかもしれません。
ナイフとフォークの使い方が違う
イギリス人と、フランス人は、ナイフとフォークの使い方が違います。
なので、食べ方を見ているとだいたい分かります。 (細かい説明はまた別の機会に)
もう何年も前の話ですが、ドイツでオランダ人、スウェーデン人、スイス人とビジネスランチをしていました。
その時に、日本から来たとしか、自己紹介していないのですが、
一人の方に「あなたはイギリス人ですか?」と聞かれました。
彼らからすれば、ヨーロッパ国籍の中国系やベトナム系の人たちはたくさんいるし、その人達が日本に赴任して働いていたとしても何の不思議はなかったみたいです。
その時は、なるべく彼らにも分かりやすいように、こてこてのイギリス英語にならないように(しかも私は気を抜くと、地元の訛りが出てしまうので)抑えて話していたので、ちょっとびっくりして、「え?どうして、そう思ったのですか?」と聞きました。
すると、「食べ方や、ナイフやフォークの使い方がイギリス風だから」だと言われました。
やっぱり、分かるんだ~とびっくりしました。
イギリス と フランス どっちもいいところがあって、どっちも大好きな国です。
- 投稿タグ
- 社長、起業、海外、コンサルタント