ドイツで研究されたシャンプーらしい

 

イギリスに行った時に、やたらと目についたCMがありました。

それはカフェインシャンプー。

 

イギリスの妹に「なにこれ?」と聞いたら、なんでもハゲ・薄毛に効くと最近はやっているらしいです。

CMでも白衣を着た研究者風の人が、ドイツの最新研究から生まれたテクノロジーだとか説明していました。これはいかにも効きそうです!

 

日本のカツラ技術はすごい

 

髪の悩みって世界共通ですよね。 それを最初に実感したのは、私が高校生の時にイギリスに留学していた時。

一度夏休みに日本帰国して、再度イギリスへ行く時でした。

香港経由の便だったため、香港で一泊したことがありました。 当時の香港の空港って世界で一番危険と言われていた悪名高い空港で、街の中にある感じでした。

どんどん飛行機の高度が下がって行くのに、マンションがすぐ目の前にあって、そこの窓のカーテン空けている人が見えて、あまりの近さにびっくりし、「もうダメだ、ぶつかる! 死ぬ~!」と、本気で思ったことを覚えています。

 

まあ、もちろん無事着陸して、その後ホテルに行って一泊して、翌日半日香港を観光してからロンドンへ出発したのですが、飛行機で怖い思い(私が勝手にそう思っただけで、パイロットにとってはいつものことなのでしょうが・・)をしたせいか、初めての香港でエキサイトしているせいか、あまり眠れないので、中国語で全く分からないけどテレビを見ていたんです。

そうしたら、「アデランス~」とカツラのCMをやっていて、しかも日本のアデランスだったので、びっくりしました。

その時に、ハゲ・薄毛はやっぱり世界共通の悩みで、しかも日本のアデランスは海外進出してすごいんだと思いました。

 

実際、本当に、日本のカツラの技術って凄いんですよ。

やっぱり日本のカツラって緻密で精巧に作られています。

しかも増毛技術も日本が発祥ですよね。 あんな細かいこと、なかなかできたもんじゃないですよね~。

 

欧米人のカツラは難しい?

 

やっぱり、欧米人だと髪質とか色とかも違うので、カツラって作りにくいんでしょうか?

とくに金髪の人って、夏と冬で髪の色がかなり変わりますよね。 それだとカツラも夏用と冬用が必要? などといろいろ考えてしまいます。

 

そして、日本のカツラ技術の高さを実感したもう一つの出来事が、私がフランスの大学に留学していた時に起こりました。

 

私はあまりフランス語が分からなかったので、とにかく講義を一番前で真剣に聞いていました。 集中して聞かないと、聞き取れなかったのです。

そして、ある時、P教授の生え際の動きがおかしいことに気づきました。

 

友達に「あのP教授、絶対にカツラだと思う!」とお昼を食べながら話すと、その子は「嘘だ~。なんでそんなこと分かるの?」と言ってきます。

P教授はどちらかというと、くたびれたオッサンではなく、おしゃれなフランスのダンディーな初老のおじ様という感じでした。 なので、みんな信じられないという顔をしています。

 

でも、私が「いや、あれは絶対にカツラだ! 私は視力2.0だし、日本のカツラ技術ってすごいけど、その中でも数々のカツラを見抜いてきた! その私が言うんだから間違いはない」と言い切ると、みんなが大笑いしだしました。

 

そして次の日、その教授の授業では広い教室に、みんなが最前列に陣取り、食い入るように教授の顔、正確にいえば生え際を見ています。 そして、時々、私と目を合わせてうなずいてきます。

授業が終わるころ、教授がこう言いました「どうしたんだ、やけに今日はみんな熱心だな~。」

もうみんな爆笑したいのを必死に我慢して下を向いてこらえています。 友達の一人が、話をそらすために、わざわざ教授に質問までしてくれ、みんなを救ってくれました。

授業が終わり、教室を出て、建物を出たとたんに、みんなこらえていた笑いを爆発させて、大笑いしました。 そして、「すごい、よく見ぬいたね~。」とか、「さすが日本の技術のカツラを見抜いてきただけある」とか言ってくれて、みんなでその後お茶して盛り上がりました。

 

カフェインシャンプー。 効果は、どうなんでしょうね?

日本にもそろそろ入ってくるのではないでしょうか?

使った人、教えてください。