私事ながら、今日無事に誕生日を迎え、また一つ歳をとった。
一年無事に過ごせた。 できれば、こうやって80歳まで無事に生きて孫の顔を見たい。
年齢と言えば、私はいつも（あまり深い関係じゃない人に）年齢をいう時に10歳サバを読んでいるのだけど、もうこの年齢になってくると10歳サバを読んでも、残念な年齢になってきてしまった！
今日、息子に「お誕生日おめでとう～。 だから寿司に行こう！（連れていって）」と野太い声で言われ、スマホから適当なサイトを検索して流されたハッピーバースデーソングを「オレからの気持ち～」と聞かされた。
ああ…。 昔なら、甲高いかわいい声で「ママ～、お誕生日おめでとう」と、ぐちゃぐちゃな絵と読めない字で一生懸命作った手作りカードをくれて、ギューッと抱っこしてくれたのに・・・。
そして、3歳の頃から何百万円もかけて習わせてきた（そしてどうにもならなかった）バイオリンやピアノでハッピーバースデーを奏でてくれたのに・・・。
なんじゃ、この手抜きは！
これが成長なのか？ 親はこれを喜ぶものなのか～？ もう孫に期待するしかない・・・。
などと思いながらも、でもまあ一緒にどこか行こうと言うだけかわいいか～と、やっぱり息子かわいいモードになった時に、息子が言った。
「で、ママ、何歳になったんだっけ？」 おのれ～、母の年齢すら覚えてないのか？と思いながらも、答える。
「４＊歳！ あ、ちがった、10歳サバ読んでるから、３＊歳～！」って言ったら、
息子が
「サバ読んですら、もうヤバイ年齢だね！」とのたまう！
え～、でも10歳サバ読むと、ちょうど計算がしやすいんだけどなぁ・・・。 12歳だと干支は会うけど、西暦の計算が面倒くさくなるんだよな～。 などと悩んでいたら、
息子が、「ママって、俺が小さいころからずっと歳ごまかしてるよね？」と言いだす。
そう、息子が保育園の頃、私はずっと「ママは28歳」って教えていた。
この年の男子は単純で、女子に比べて圧倒的にアホなので、いつもいつも「ママは28歳」って言っても気が付かない。
何年も28歳なのに、「あれ、去年も28歳だったよな？」とか、そんなことに思考が及ばない。
しかも、男子は特にママ大好きなので、ママの言うことは絶対なのだ～！
すんなり信じるのだ。 （可愛かった～）
だから息子が保育園の時はずっと28歳で通してきた。 そして、小学校に入学し、足し算などを習い始めた息子。 6月に自分の誕生日があり、そして同じ月に私の妹の誕生日がある。 （数日違い）
なので、週末にレストランで、「じいじ」や「ばあば」達も呼んで一緒に誕生日祝いをやろうということになった。
よく驚かれるのだが、妹と私は、「11か月違い」の年子。
妹の誕生日が6月で、私の誕生日が7月。
だから、妹が6月に誕生日を迎えると約3週間の間、私と妹は同じ年になるのだ。
よかった7月で。4月生まれなら同じ学年になるところだった。
まあ、その誕生日祝いで、息子が妹に聞く。 「みーママ（妹のこと）、何歳になったの？」
妹が答える。 「ママと同じ年だよ～。」
「じゃあ、28歳だね！」
息子はレストラン中に響き渡るような大きな声で言った。
家族全員大笑いして、妹は言った。 違うよ「３＊歳だよ」
息子は混乱して、「ママは28歳だよ～。 でも、みーママは３＊歳なの？」 「あれ～？」「みーママは、ママの妹だよね？ おかしいなぁ・・・？（っていうか、小学校1年生になって、やっと数字がおかしいことに気づく！）」 「でもママと同じ歳なの？ あれ～？」
と、息子は大混乱してしまった。 同い年になるってことが、余計に息子を混乱させた。
本当にもう、ここまで気づかないって男子ってどうなの？とも思うのだけど、
大混乱して悩むかわいい孫（息子）を見て、ばあば（私の母）が大激怒！
「子供を混乱させて～！ 何やってるの～！」と怒られた。
でも、自分も昔よくやってたよね！ 私たち姉妹に「お母さんは26歳」って言えって練習までさせていたじゃん！ （当時、母は30歳ぐらいだったと思う）
と心では思うが、孫を溺愛するばあばの怒りに誰が勝てよう。
仕方がなく、息子に実年齢を話すことになった。 その時の斜に構えて「ママ、嘘ついた」と言いながら不審な目で私を見る息子の姿は忘れられない。
さて、あれから約6年。 息子は未だにその時のショックを覚えているらしい。 が、大して気にもしていないらしい。 年齢ごまかしたところで、実際の年齢を変えられるわけじゃないのに、なんでそんなことするんだろう？と不思議に思っているらしい。
さて、これを読んだ方、私が年代をいう時に戸惑っていたり、計算機を使っていたらそれは12歳サバ読んでいる時です～！ すんなり言えているときは10歳サバ読みしてます。 実年齢は、そこから逆算してね～。
- 投稿タグ
- 社長、起業、子育て、お金、海外, 年齢、サバ読む
