社長はパリピではありません、仕事です

 

起業したり、会社を経営したりすると、会社員の時よりもパーティーだの、セミナー後の懇親会だの、○○記念レセプションだの、華やかな場に参加することが増える。

付き合いのある会社の創立何周年とか、セミナーや講演会のスピーチを頼まれたりもするし、それに社長って大抵社長とつるんでいるので、友達の社長の○○パーティーとか。

私の場合は、多い時は月に4~5回そういう類のイベントがあったりする。 家族はそれを仕事と思ってくれず、遊んでいると思われるのがつらいところだ。 まるで、接待ゴルフに出かけるオジサンのように「これも仕事だよ、仕事~」とか言っている自分が何かむなしい。

 

でも、私はこういう性格なので、参加してしまえば、120%楽しんでくる。 そこで、いろんな人と話したり、新しい人と出会えるのもとっても楽しい!

 

しかも、私は、男性女性あまり気にせず、誰にでも緊張せずに話しかけることができる。 相手が偉い人だろうと、全然気にしない!

 

 

フィリピンのデュテルテ大統領の前でもマイペース

 

だから、フィリピンのマラカニアン宮殿におまけで連れて行ってもらった時も、ずうずうしくも

デュテルテ大統領の、隣の隣の隣の席にちゃっかり座って

しかも大統領が現れるまで、待っている間は隣の隣に座っていた

フィリピン政府の超高官なオジサン(←官房長官的な方です)と、ずっと話していたりしていた。 

大統領ともみんなは握手と挨拶だけだけど、私はビビらないので、ちょっとお話ししちゃったりした~。

*余談ですが、デュテルテ大統領って本当はすごーく物静かな方です。 そして実際はもっとシュッとしていてかっこいいです。

 

まあ、こんな私なので、誰も知っている人がいない立食パーティーに、一人で参加しても、他の参加者に話しかけて楽しく盛り上がれる。

ある意味それが、得意技だ!

 

立食パーティーに参加した時に、実際に会った「話相手ドロボー」

 

そんな私が、ある時、起業家が集まる立食パーティーで、知り合った人と楽しく盛り上がっていると、突然見ず知らずの女性が「ちょっといいですか?」と言って、私と私が話している人達の間に入ってきた。

私は、その女性は話相手の人達の知り合いか、パーティーの主催者側の人だと思った。

それにしても、私に「すみません」とも「失礼します」とも何もなく、私の話している相手の人達にだけ「ちょっといいですか?」と言って、間に入り、私に完全に背を向けて、私の前に立って壁を作っていたので、あまりいい気分はしなかった。

でも、「知り合いが、なんか急用があるんだろうな~」と思って、そっとしておいた。 その場を離れて、ドリンクを取りに行ったりして場所を移動したりして、そしてまた別の人と話しだして、盛り上がる。

 

するとまた、先ほどの女性が同じように、「ご挨拶いいですか?」と、私の話相手の人にだけ言って(私のことは完全に無視)、間に入ってきて、私に背を向けて私をブロックして壁を作っている。

 

話相手の人が私に「こっちおいで」と手招きして、私が話相手の人の横の方に移動しても、その女性がしつこく私の前に移動してきて、背中を向ける。

まるで、ディフェンスされている感じだ。

 

さすがに、何かおかしいと思いながらも、面倒くさいので、またドリンクを取りに行ったりして移動する。

その時、最初に話していた人がいたので、”さっき話に入ってきた女性は知り合い?”と聞くと、その人も全く知らない人で、突然間に入ってきて名刺を差し出してきたので、びっくりしたとのことだった。 名刺からすると、主催者の関係者でもないとのこと。

何が何だか分からない。 とにかく、また他の人と話しだして、盛り上がる。

 

すると、その女性がどこからともなく現れて、間に入ってくるのだ!

なんなんだ?! いったい?

 

そのパーティーでは、結局5回ぐらい、その女性に付きまとわれ? 話しているときに割って入ってこられて、ディフェンスブロックされた。

その女性が何をしたいのか、私に何か恨みでもあるのか、全く分からず、意味不明な感じだけが残った。

 

しかし、その後、やっぱり、起業家が集まる立食パーティーで、何度か同じような目にあったのだ

もう全く意味が分からなくて、何が起こっているのだか分からなかった。

自分って世の中から嫌われているのか? とか、要注意人物としてツイッターとかで知らない間に拡散されていたりするのか? とか悩んだ・・・。

 

真相はエセコンサルタントの仕業だった!

 

そんな悩みを、知り合いの何人かに相談した。

そうしたら、びっくりするような答えが返ってきた。

なんと、それは

エセ起業コンサルタントが教えているテクニック

だというのだ!

 

これを聞いた時には、もうびっくりした以上に、呆れた。 本当に呆れた。

 

真相はこういうことらしい。

 

起業している女性の中には、初対面の人と話すのが苦手な人も多い。

そういう女性起業家は、一人で立食パーティーに参加したりするのは苦手。

でも、多くの人と知り合って人脈を作っていかなくてはいけない。 (エセ起業コンサルタントは、人脈づくりが命とかいうのが常套句!)

だからチャンスがあれば、なるべくパーティーに参加するように、エセ起業コンサルタントが指導する。 (名刺だけ集めても仕方がないのに、これもエセ起業コンサルタントお得意の ”とにかく名刺集める” というあさはかな戦略)

 

そういう女性起業家が、「知らない人に、自分から話しかけられない」と相談。

 

そのアドバイスとして、エセ起業コンサルタントが、

「パーティーで、”知らない人に話しかけることができている人”を見つけて、その人を追いかけて、その人と話相手の話が盛り上がったところに割って入ればいい! 

いきなり話しかけられるよりも自然に会話になるし、

話相手の人は、話しかけられることを拒否してないことがすでに証明済みだから、あなたも安心して話しかけられる。

と教えているらしいのだ!

 

要するに私は

「知らない人に話しかけることができている人」として、そういう女性起業家からターゲットにされていた

ということだった!

 

そんな姑息な技を使っても、いきなり話に割って入ってくるような失礼な人とビジネスしたい人も、そんな人からのサービスを受けたい人もいないと思うけどな!

それって、起業家として、いや、その前に人としてどうなの?

 

「人としてどうなの?」って思われるような行動をアドバイスする、エセ起業コンサルタント

って本当にもう…法律で取り締まってほしい!と思うのだった。