紅茶の国にいながらコーヒー派だった
イギリスやフランスに住んでいたころ、私はコーヒーのヘビードリンカーで、あまりお茶や紅茶は飲みませんでした。
それが、何時ごろからでしょうか、コーヒーは朝にしか飲まなくなり、お茶とか紅茶を日中に飲むようになりました。
一つの原因は、昔は夜寝る前にコーヒーを飲んでもぐっすり眠れていたのですが、歳をとったせいか、夜にコーヒーを飲むと眠れなくなったからです。
息子を妊娠中にコーヒーを一切飲まなかった(←紅茶もですが)のも一因かと思います。
せっかく紅茶の国イギリスに住んでいたのに、紅茶を飲まずにコーヒーを飲んでいたという超もったいないことをしていた私ですが、イギリスの家族も私がコーヒー派なのは知っていました。 そして、私が徐々に紅茶葉になっていたので、ちょっと驚きとともに、去年のクリスマスプレゼントとに、イギリスの母から、この写真のティーポットをもらいました。
この、ポットとカップが重なるタイプを ティーフォーワン「Tea for one」と言います。
形はコロンとしていて、でもスッとした磁器で超私好みです!
しかも、キューガーデンの物です。
キューガーデン(Kew Gardens)はイギリスの首都ロンドン南西部のキューにある王立植物園。キュー植物園などとも呼ばれる。1759年に宮殿併設の庭園として始まり、今では世界で最も有名な植物園として膨大な資料を有している。2003年にユネスコ世界遺産に登録された。新種の発見などに貢献している。 By Wikipedia
ラベンダー柄も色も私好み~。 さすが、イギリスの母。 私のことをよく分かっています。
便利で使い勝手が良く、収納性もいい
私はぽてっとした陶器のティーポットも好きだけど、紅茶にはやっぱりシュっとした磁器の物が合うと個人的に思ってしまいます。
本当にこのティーポットはド・ストライクでした。
実は、今まで、このタイプは全く自分の選択肢にありませんでした。 思いつきもしませんでした。 以前にも書きましたが、私は買う時に「どーん」とお金を使って買うことが多いので、ティーポットが欲しいとなると、どうせならカップとポットが一緒の柄がいいと、ウェッジウッドとかのティーセットを見ていたのです。 でも家も前のような広い家ではないし、収納場所が・・・などと悩んでいました。
そんな時に、これをプレゼントでもらって、「なるほど、この手があったか!」と思いました。 日本茶用の茶色の常滑焼のポットとマグカップで飲む紅茶よりも、格段に優雅で、ポットとカップの柄がそろっていて、それだけで嬉しくなります。
そして、使ってみて本当に便利だと実感しました。 カップの上にポットが収まるので、収納スペースが少なくて済むのです。 狭い我が家でこれは本当にありがたい。 しかも、オープンラックに置いてもかわいいです。
使ってみよう
さて、今日もティータイムです~。
先ず、カップをお湯で温めて・・・。 と、今までやっていたのですが、その必要はありません。
ポットに茶葉を入れます。
そして、ポットにお湯を入れます。
そして、このまま蒸らして待つだけ。
さあ紅茶を注いで素敵なティータイムです~。
ミルクティーにする場合は、必ずミルクを先に入れましょう! これがイギリス流です。
そうなんですよ~。 ポットとカップが重なっているので、ポットの熱で自然とカップが温まるので、あらかじめカップをお湯で温めておく必要がないんです。
私も最近このことを知って、せっかくこのタイプのポットをもらったのに、わざわざカップをお湯で温めていました・・・。(恥ずかしい・・)
すっごく便利です。 手軽に一人で優雅にティータイムを楽しめますし、カップを二つにした ティーフォートゥー「Tea for two」も売っています。
イギリスにもカジュアル化の波が
前回、イギリスに行った時に一緒に同行した方と、老舗ブランドのティーカップを探したのですが、どこを見ても現代風のものばかりで、伝統的なボーンチャイナのものが売っていませんでした。
ロンドンの老舗デパートに行けばあると思うのですが、昔ってもっといろいろなところで売っていた記憶があります。
それこそ、地元のちょっとしたお店でも売っていました。
イギリスも日本と同じで、食器なども、どんどんカジュアル化されていっているんですね。
実際にうちの実家も、昔は普段から食器はウェッジウッドのものでした(←カジュアルラインではありましたが)。
それが、今は全てイケア! クリスマスにはセットのボーンチャイナや銀のカテラリーセットが出てきますが・・。
そして、カジュアル化されている今の生活に、ティーフォーワンはぴったり合ったようです。 ティーフォーワンはあちこちで売られていました。
ティーフォーワン、本当に便利でおすすめなので、ぜひイギリスに行ったら探してみてください。 いろんなモチーフや柄のがあって、楽しいですよ。
割れないように梱包すれば、お土産にもいいと思います。