母が心配していたこと
仲のいい友達はみんな結構知ってるのですが、私は一見すると「金遣いがあらい」と思われています。
すぐ下の妹は本当にお金をよくためておく人で、小学生のころからお年玉を全て貯金していました。 私は一部貯金したり、欲しい物を買ったり・・・。 欲しい物が無ければ貯金するけど、欲しい物があるとドーンとお金を使うという感じでした。
自分で稼ぐようになってからも、母が皆から生活費という名目でかなりの金額を徴収しており、こちらもそれは自分の貯金だと分かっていたのですが、母が亡くなった時にそのお金をすべて自分の貯金として受け取りました。 私はそのお金で海外留学したりしていたので、他の姉妹に比べて少ない額でしたが・・・。
とにかく、母は私が「お金があると使ってしまう」ことに対して、結構心配していたようです。
姉妹で違うお金の使い方
私と違って、姉はとても貧乏性で、お金をあまり使いません。 流行の服も着ないし、地味です。 でも、悲しいかな、姉は職についたりつかなかったりしていたので、あまりお金を稼いでいません。
すぐ下の妹は、貯金の鬼と呼ばれるぐらい貯金ばかりしているのですが、ずっと同じところで専門的な職業についているので、普通の収入があり、普通に家族がいて、やりくりして普通に暮らしています。
たまにジャニーズなどのコンサートに行ったり、数年に一度LCCで家族旅行したりしています。 服は、仕事で制服があるので、あまり数を多く持っていません。 でも妹は本当に堅実で、貯金をガッツリもっています。
その2人に比べると、私はかなりお金の使い方が粗く見えたみたいです。 営業だったのでスーツもたくさん持っていて、パーティーなど派手な場所に行くので、派手な服も持っているし、海外とかバンバン行っていると・・・。 (←いや、仕事や出張で自腹ではそんなに行っていなかったんですけどね~)
しかも、BMWの新車とかドーンと買ってしまったし・・・。
もう売りましたが、これも諸事情があり外車が必須だったのですが、周りはそうは見てくれませんでした。
私も、お金は使ってこそのお金と思っているところがありました。 (今もそう思っています)
あと、買い物に関しては、社長時代はとにかく時間がなかったので、買い物をする時間が無かったです。
なので、基本的に10万円以下の物は、悩まずにその場で買うことにしていました。 一度よく考えてから・・などとやっている時間がなかったのです。 でも、それが10万円っていうところが、メーカーっぽいですよね。 (←会社の習性?) IT系な人だったら100万円以下なら・・・っていう感覚なのでしょうね~。
自分で自分に呪いをかけていた
そんなわけで、自分でも「私はお金があるとすぐ使ってしまう」と思っていました。
でもそんなある時、私のことを良く知っているある人からこう言われました。
「え、ちーちゃんはお金を使う時は使うけど、無駄遣いって、そんなにしないじゃん」
これは、私にとってある意味驚きの発言でした。
自分はお金をすぐ使ってしまうし、それはイコール無駄遣いが多いのだと思っていたからです。
でも、考えてみると、比較対象は姉と妹で、その2人よりは購入しているものが多いように見えるだけの話。 お金をすぐ使ってしまうというけど、実際の私の貯金額は姉よりも確実に多いわけです。(妹より多いかは微妙です)
それに、購入しているものが多いと言っても、家の中の物を全て出して調べたわけではなく、服や持ち物、車など見える部分だけの比較だったわけです。
私に無駄遣いをそんなにしていないと言ってくれた人は、金融関連の仕事をしていて、FPとして、お金の相談を受けている方なので、実際に他の人が無駄遣いをしているのを見ています。
話によると、借金を抱えたり、生活が破たんしている人に限って、ありとあらゆるものを購入していて、家がごみ屋敷状態だったりするそうです。
そう言われてみれば、私が人生で無駄遣いしたと一番思っているのは結婚式の費用と新婚旅行の費用で、他はすごく少ないかも知れないです。
よく考えてみれば、年に2~3枚ぐらい「あ、この服やっぱり合わないかも」っていうのが、あるかないかでした。 通販のグッツなども一切買いませんし・・・。
呪いが解けた
その知り合いの言葉のおかげで、「自分は無駄遣いする」というすり込みが解けました。
そして、すり込みが無くなると、常に脳内で繰り返す「私は無駄遣いをしてしまう」という呪文が無くなるので、本当に無駄遣いもしなくなります。
その一年に2,3枚ぐらいあった、この服合わないかも・・・が本当に無くなりました。 親友の湯浅智子さんがカラー診断をやっているので、彼女が作成してくれたパレット(←すごく便利です)を持ち歩いているのも功を奏しているのかもしれません。
(湯浅智子さんの瞳コンシャス http://hitomi-cs.com/ )
自分で解決できないすり込みやクセにはシステム化で対応
さて、無駄遣いの呪いがとけて、ラクになってので、後は「お金があるとすぐに使ってしまう」というすり込みをとくにはどうしたらいいのかと考えました。
お金を使うことは悪いことではないし、ビジネスをやっていると、お金は使います。
でも、これはクセなのかも知れないのですが、お金が回っているという点ではいいのでしょうが、やっぱり予備の現金が潤沢にある状態にしたいです。
私は、なぜかこれができなかったのです。
株だの地金でなく、現金がガッツリ手元にある・・・。 こうなりたいのですが、なぜかできなかったんですよ~。
本当のところでは望んでいないのでしょうかね~。 これを変えようと思いました。
そして、思いついた方法が、海外の銀行に預金することです。 しかも毎月自動で。
手元にあると使ってしまう。 でも、無ければ使わないので、目の前から無くすことが肝心だと思いました。 すぐに使ってしまう潜在意識を変えるのは困難ですが、これなら、一見、手元にないので使いません。 これが、国内の銀行ならすぐに使ってしまいますが、海外というだけでちょっと使うハードルが上がります。
実際に香港のHSBC銀行などは、セブンイレブンのATMで下せるので、私の場合にはあまり抑止力になりませんが、便利ですよね。
気付いていない間にできたすり込みは、本当にそれが正しいか見直した方がいいですよね。 そして、潜在意識でやってしまうすり込みやクセに対応するには、システムで解決ということを実感した話でした。
- 投稿タグ
- 社長、起業、海外、コンサルタント, 海外預金, 瞳コンシャス