よく言われますが、フランスは料理が本当に美味しいです。
特に、私の住んでいたアルザス地方はリヨンと並ぶ美食の街です。
アルザス発祥といえば、シュークルート(ちょっとドイツ風の味付けとは違うけど、ザワークラウトです)やタルトフランベ(クリームソースとベーコン、玉ねぎの薄いピザ)が有名ですが、他にもチーズケーキとか、フォアグラなどいっぱいあります。
どれも大好きですが、秋になると良くたべたのがこれ。 クエッチのタルト。
クエッチというすもも?プラム?みたいなフルーツのタルトです。
私は、このクエッチのタルトが一番好きなのですが、日本でどこを探してもありません!
ああ、食べたい。 クエッチのタルトが食べたい~。
夏が終わって涼しくなってくると、私の「クエッチのタルトが食べたい~!!!」という思いが疼きだし、これがずっと11月ぐらいまで続くのです。
そして、仕方が無くあきらめる・・・。 毎年この繰り返しです。
だれか、日本でクエッチを売っているところ知りませんか? プルーンとかでもできますかね? 種類が違うと聞いたのですが・・・。
クエッチの砂糖漬けはピカールで売っているらしいですが、これでタルト作ってもいけるのかな? 甘すぎてしまうような気がしますが・・・。
このように、たまにどうしても食べたくなるスイーツは、他にはイギリスのルバーブのクランブルとグズベリーのクランブルがあります。
それと、イギリスのパーティーの定番、トライフル。
トライフルは、最初食べた時に、
「なんじゃこの派手な割に美味しくもないスイーツは!」
と思ったのですが、たまに食べたくなります。
5月にヒースロー空港のラウンジで食べたとライフルはお上品な味で、私が求めている、パーティーでボウルで作る、最後にはぐちゃぐちゃになってしまって悲惨なことになる、あのちょっと不味い、なつかしいトライフルではありませんでした。
そんな、微妙に不味いトライフルは日本にないです。
日本だと、スポンジとゼリーを重ねてフルーツを入れて、クリームを乗せたオシャレで素敵なトライフルがあるらしいのですが、本場のトライフルってそんな豪華なものじゃないですよ。
ルバーブやグズベリーは日本にもあるし、トライフルは、イギリスにクリスマスに帰ったときに無理言えば食べられるので、そこまで「食べたい~」という妊婦のような状態にはならないのですが、クエッチのタルトに関しては、もう食べたくて食べたくて・・・。 そのためにアルザスに行っちゃおうか? と思うぐらいです。
クエッチのタルト・・・美味しいですよ。