高校受験のポリシーは、とにかくヤンキー校回避

 

息子は中学生になり、今、人生初の期末試験に向けて勉強している。

でも、事の深刻さを全く分かっていないようで、小学校のテストの感覚でいる。

 

息子の中学校は公立なのに、やたらとレベルが高いことで知られており、何度もテレビや雑誌で取り上げられたりしている。 だから、学校の平均点が、県の平均よりも20ポイントも高い。

そんな中、他の子達よりも抜きに出て、よい成績を取らないと、高校受験の成功はないのだ!

 

息子はそんな状況を全く理解していないらしい。 自分が小テストで平均点よりちょっと上だからって、喜んで、のほほーんとしていた。 ちなみに息子は塾には行ってない。

 

別にそこまで受験にこだわりたくはないのだが、息子には

絶対にヤンキー校に行ってほしくない!

あんな のほほーん とした性格では、絶対に

毎日カツアゲされて、パシリにされてしまう。

 

それにお金がもったいないし、面倒くさいから、できるならレベルの高い公立高校か、大学までストレートで行ける私立高校に行ってほしい。 (←多くの親が願うことだ!)

それには、平均よりもちょっと上ぐらいでは、かなり厳しいのだ。

 

レベルの低い教育よりも不動産投資だ!

私はいつも

「ママは、ヤンキー校や、どこですかその大学?なんて言われるような4流大学には、お金出さないからね! 絶対!」

と息子に言っている。

息子は「ひどい、ママ! 息子がかわいくないの?!」と必死に抵抗するが、

「そんなお金出して、ひどい学校に行ったところで、この世の中、ろくな就職できない! 

それよりも、そのお金を頭金にして、収益不動産を買ってあなたに渡した方が、よっぽど投資分を回収できるし、あなたのためになる! 

嫌なら勉強しろ!」

と一蹴!

 

私の本気を見たのか、息子はぼちぼち(サボりながらも)机に向かう習慣がついてきた。

そうすると、ちょっと面倒くさいことが起きてきた。

 

息子の勉強についていけなくなってきた

息子が机に向かっている間、私がテレビをみたり、本を読んだりしてくつろいでいると、ちょくちょく

「ママ~! とうもろこしって、たんせい植物?」

とか、

「ぐりにっちを通っているのは何だっけ?」

とか、

「モンゴルの草原ってなんて言ったっけ?」

とか聞いてくるのだ。

 

もう何のことか分からない。

「? たんせい植物って何?」と息子に聞くと、

「雄花と雌花がある植物だよ。(単性植物) とうもろこしってそうだっけ?」 と言われる。

正直、さっぱり分からない。

 

私:「ぐりにっちって、ロンドンの近くにあるGreenwich? 標準時刻のこと?」

息子:「そうだけど、その線なんて言ったっけ? あ、本初子午線だ、分かったからもういい」

私:「ほんしょしごせん? なんだそれ? そんなの習ったっけ?」 覚えてないわ~。

 

私:「モンゴルの草原って・・・名前あるの? モンゴル草原とか? 草原じゃなくてゴビ砂漠なら知ってるよ。」

息子:「そんなの俺だって知ってるよ。 あ、分かったステップ草原だ。」

 

こんな感じで、息子の質問に答えられないのだ~。

かろうじて、英語、数学は答えられるが・・・。

特に社会は、昔と今は教えている内容も違うのだ! 昔はなかった気候変動の問題とかもやっているし、歴史など、年号すら変わってしまう。 私があんなに苦労して覚えたのはいったいなんだったのだ?と無力感すら覚えるぐらいだ。

 

一番の学習法

もう、息子に勉強を教えるのは、半分あきらめた。

そして私はこう言った。

 

「あのさ~、ママが中学校で習ったことと、今学校で教えていることが違うし、ママ結構忘れていることも多いんだよね~。

でも、ママ、一応、仕事とかで、いろいろ知らなきゃいけないし、いいこと思いついたんだけど!」

 

そしてこう切り出した。

りょりょ(息子)が、学校で習ったことをママに教えてよ!

特に社会!

テストが返されえたら、ママがそれをみて勉強するから、そこで分からないところをりょりょがママに教えて!

ちゃんと説明してよ~。」

 

しぶしぶ了解する息子。 人に教える、実はこれが一番いい勉強法なのだ~! 

息子の勉強になるし、自分もこれで、通訳案内士の勉強になるから一石二鳥だ~!とほくそ笑んでいるのであった。