数か月前、イギリスから妹(私は高校生のころからイギリス人家庭で位していた)が来た時にちょっとショックなことがあった。

 

私はお金がとっても好き~。 だからお金そのものも大事にしている。 この前など、交差点でに落ちていた汚い10円玉を見つけて、救出した。 可哀そうに10円玉が交差点で車に引かれまくって、傷だらけになっていたのだ。 それを拾って、まるで捨て猫でも拾ったかのごとく、「可哀そう~。」 と家に連れて帰って、キレイに洗ってあげた。 そしてこのお金はもちろん寄付の募金箱へ。 きっと役に立ってお金も喜んでいるだろう・・・。

 

でも妹は「Stupid coins!」って言って、コインを毛嫌いしている。

なんでも妹によると、コインは重い、コインは邪魔だ、どうせ使わない! 外貨に交換できない。 だからこんなものいらない! なんでこんなものがあるんだ~!

とイライラしている。

 

「まあまあ、慣れない国のコインって使いづらいっていうのは分かるよ。」となだめようとしても、彼女はそこがポイントではないと言い張る。

妹曰く、「今時コインを製造する意味があるのか?」 と。 お札の方が製造コストも安いし、今は自販機でもお札を使えるのだから、全部お札でいいと。 とにかく重くてじゃらじゃらするのがたまらなく嫌だと。

 

確かに、そう言われて考えてみれば考えるほど、コインを製造する意味が分からなくなってきた。

紙幣の印刷技術や偽造防止技術を考えると、製造コストはそうそうコインとお札は変わらないかもしれない。 でも、原価はコインの方がかかるはず。 特に、日本の10円玉は銅なので、これは銅不足な今の世の中からすれば、10円を廃止して全て工業用に使用した方が理にかなっているのかもしれない。

 

紙のお金で1円まで全てまかなったとしても、現在の技術なら何の問題もないだろう。 しかも軽い。 意外といいのかも知れない・・・。

 

そう思うと、「コインじゃなきゃ!」って思っているのって、ただの思い込みで、結局はただ習慣の問題なのかもしれない。

 

そう考えるとコインって消えていくのかも・・・。 というか、コインにしろお札にしろ、当面は無くならないにしても、貨幣の発行量がぐっと減って、どんどん電子化されていくのだろうな~。 実際に自分も、以前はお財布に常に20万円ぐらいは入れていたけど、今はほとんど全ての支払いをカードで支払うため、入れるお金を減らしている。 1000円か最大でも3000円しか入れてない。 (それで、金運がどうなるか実験しているところ。)

 

カードを使って支払いをする人は無駄遣いするというのは、もう昔の話で、今はカードを使って支払う人の方が、毎月チェックするので無駄遣いも少ないという統計結果だというし。

その流れからすると究極はビットコインなのかもしれないなぁ~。