昨日、子供の習い事のことを少し書きました。

(社長の子育てあるある 6.張り合って真似してくる人はどこにでもいる)

残念ながら、お金と時間をかけて、あれだけいろいろ習わせても、

息子には大して身につかず、今は習っていたことと全然関係のない部活にいそしんでいます。

今日は、そんな息子がまだ5歳~6歳のころに私がやってしまった、恥ずかしい失敗談をご紹介します。

 

息子のスイミング教室の見学室

 

息子のスイミング教室には、プールを見学できる見学室がありました。

そこは、プールや更衣室を通らないところにあり、受付してから別の階段を上がっていき、プールを2階から見るような感じで見学できます。

 

温水プールのため、見学室は暖かいです。

 

ガラスの前ところは、みんなが殺到するといっぱいになってしまうので、

「自分の子が参加しているクラスが終わると交代」という暗黙のルールがありました。

 

出張と時差ボケ

 

社長の頃は、年に2~5回の海外出張がありました。 年に一回はスイスかドイツに行き、そして台湾も毎年行っていました。

アジアは近いし、時差ボケが無いからラクですが、

ヨーロッパって、行くときよりも帰りの時差ボケの方がひどいように感じます。

しかも、往路は夕方到着する便を利用すれば、着いて、本社の人達や現地の代理店の人達と話して、食事が終わるまでの3時間ぐらい頑張れば、あとは寝るだけです。 翌朝から、全く問題なく動けます。

更には、私はいつも、前日になって慌てて準備するので、寝るのが深夜2時とか3時になり、成田だと朝5時か6時起きというパターンが多いので、飛行機内で結構眠れます。

 

しかし、復路はいつも悲惨です。

夕方に現地を出発する便が多いのですが、全然機内で眠れません。

そして着いたら午前中。 ただでさえ疲れ切っているのに、最後の成田から家までも遠いのできついです。

 

1週間のスイス出張から帰国

その日、私は1週間のスイス出張から帰国し、午前中に成田空港に着きました。

案の定、機内では一睡もできず、くたくたでした。

自宅に大体、午後1時ぐらいについて、そこから、時差ボケになりたくないので、「夜まで寝てはいけない!」と思って頑張って起きていました。

そして、3時ぐらいになり、保育園のお昼寝が終わる時間になったので、息子を保育園に迎えに行きました。

 

海外出張から帰る時のなによりの楽しみ、1週間ぶりに、息子の顔を見て、抱っこして・・。

そして、家に帰りました。

その後、本当は疲れているので両親に頼もうかと思ったのですが、息子が一緒に来てほしいというので、私がスイミングに連れて行きました。

まだ5歳だった息子は、

うれしそうに「ママ、今日は上から見ててね~。」とゴキゲンです。

私は、忙しくてあまり見学できる日が無かったので、久しぶりの見学に息子は本当に喜んでいました。

 

暖かい見学室で悲劇は起こった

 

息子を水着に着替えさせて、イケメンコーチに「よろしくお願いいたします」と受け渡しました。

わ~い、今日は一番のイケメンだ~。 と内心喜ぶ私。 そして、見学室へ。

 

幸い、あまり混んでいなかったので、

息子のいるレーンから、一番良く見える特等席が取れました。

 

息子たちがプールに入ってきます。 上を見ながら手をふる息子。

かわいい~。

 

(準備体操は別の部屋で終わっているので)

先ずは足を水でばたばたさせたり、お腹に水をかけたりしています。

かわいい・・・・。

かわいい我が子の姿をもっと良く見ようと、ガラスに顔を近づけました。

いよいよゴーグルをつけてプールに入る息子・・・。

かわいい・・・。

 

次の瞬間、

「あの、席代わって貰えませんか!」 と肩を叩かれました。

 

爆睡!

 

気が付くと私は、

見学室のガラスに顔をくっつけて、

よだれを垂らして爆睡していたのです!

 

息子のクラスが終わったので、次のクラスのママが声をかけてきたのでした。

疲れが出てしまって、見学室は暖かいので、一瞬のうちに眠りに落ちてしまいました。

 

「うわ~、やってしまった~! はずかしい~!」 と思い、

そこにいたママたちの冷たい視線を背中で感じながら、見学室を出て、コーチから子供を受け取る更衣室の前に行きました。

 

息子を受け取って、更衣室に連れて行く時に、手を繋ごうとしても、息子が何か冷たい態度です

顔がこわばっていて、下を向いています。

 

私が、「○○(息子の名前)、頑張ったね~。 ママ、○○が手を振ったの見たよ~。」 と言うと、息子が泣きそうな顔でこう言いました。

 

「ママ、寝てたでしょ。 

ずっと寝てたでしょ。 

オレ見てたんだから・・・。」(半べそ)

 

がーん! バレてた~! と思いながら、「ちょっと寝ちゃったけど、見てたよ~。 大丈夫だよ~。」とごまかそうとしました。

 

すると息子は

 

「うそ、ずっと寝てたもん。 

みんなも、指さして見てたもん! 

オレ、恥ずかしかったんだからね! 

コーチ達も笑ってたからね!」

 

と、泣き出してしまいました。

 

顔をくっつけて、よだれを垂らして寝ている姿を、ガラス側から見られたなんて恥ずかしい!

それも、イケメンコーチ達に見られてしまうなんて~。

 

なんという失態!

きっと息子も、とても恥ずかしい思いをしたのでしょう。 可愛そうに・・。

 

それ以来、息子は私がスイミングの見学に行く時に、

「絶対に寝ないでね! 絶対だよ!」

と念を押してくるようになりました・・・とほほ。